「この家に住んでからもう長くなるけれども、トイレもリフォームした方が良いのだろうか?」
機器がまだ使える状態であればタイミングを見極めるのは難しいですよね。
しかし、定期的なリフォームをせずに放置し続けるのも良くないものです。
今回は、リフォームを放置することで起こる問題とおすすめのタイミングについてご紹介いたします。
□トイレリフォームを放置することの問題点は?
リフォーム工事をしないままにしておくと、素材の劣化に伴って、水漏れが生じることもあります。
床材は水に強いものが使われていることが多いですが、それでも腐食を加速させるものです。
また、湿気があると、健康を害するカビが発生するかもしれません。
さらに、傷みが激しくなると、トイレ以外の部分にも影響を及ぼすことがあります。
たとえば、構造部の木材や鉄も湿気が高い状態になると、さびやすくなり、大きく耐久性が低下してしまうのです。
仮にそれほどひどくはなくても、より大規模に改修する必要が出てくる可能性があります。
前もって修繕することで、問題なく使える状態にするだけにとどまらず、他の部分の劣化も抑制できるのです。
□リフォームを行うおすすめのタイミング
ここまで放置しておくことのリスクについてお話ししました。
リフォームを行うタイミングとしては以下のようなことが挙げられます。
*蓋や便座にひび割れが見受けられる
何度も使ううちに傷が広がってひびが生じることもあります。
また、勢いよく乗ったために壊れてしまうということも少なくありません。
いずれにしても劣化している証拠ですので、修理をするタイミングとしてはおすすめです。
*温水洗浄便座が故障して使えない
流すことはできるものの、温水洗浄便座が故障して使えないというご家庭もあるかもしれません。
これ自体は他の部分と比べると早く故障する傾向があります。
そのため、他の部分が傷んでいるとみなして工事を検討されるのも良いでしょう。
*設置してから20年以上が経過している
トイレのうち、洗浄便座の寿命が7~10年ほど、タンク内の部品の耐用年数が10~15年ほどと言われています。
もちろんその年数を超えても使えることはありますが、かなり傷んでいるのも確かです。
設置してから20年以上が経過している場合には、交換を考えても良いかもしれません。
□まとめ
今回は、リフォームを放置することで起こる問題とおすすめのタイミングについてご紹介いたしました。
リフォームを見極めるタイミングとしては、蓋や便座にひび割れが見受けられる点などを押さえておくようにしましょう。
また、温水洗浄便座が故障して使えない・設置してから20年以上が経過しているというのもタイミングとしてはおすすめです。