「自分の希望通りのデザインで建てられる注文住宅、憧れるなぁ。でも費用は高くつきそうで心配…」
このようなことをお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、注文住宅の建築料金を安くするためにできる工夫についてお話いたします。
◎建築料金を安くする工夫
建築料金を安くする工夫は多く存在していますが、今回はその中でも取り入れやすい方法を二つご紹介いたしましょう。
○なるべくシンプルな形を心がける
同じ面積や広さであっても形の工夫によって料金を抑えることができます。
たとえば、床が長方形の家と正方形の家があったとしましょう。
面積が等しく使う素材も全く同じであるとき、どちらの方が安くなると思いますか?
この場合は正方形の方が費用を抑えられることになります。
というのも、床面積が同じ状態であれば周囲の長さが長方形の方が長くなるため、総じて必要な材料が増えることになるからです。
同様に考えて、長方形よりも凹凸が多い形状の方が同じ面積でも周囲の長さは増加します。
また、高さ側を見ても、1階と2階の床面積が異なるよりも同じ方が必要な材料が少なくなるのです。
このように、なるべく単純な形にすることで余計な費用を削減することにつながります。
○業者を比較検討する
建築工事というのは決まった価格があるわけではありませんので、どの程度の料金で建ててもらえるのかが見えにくいという特徴もあります。
そのため、複数の業者に見積もりをしてもらってそれぞれを比較することで、より安い費用で行ってもらうことができるかもしれません。
ただし、業者によっては工事の質を下げたり使う素材をより低価で仕入れられるものに変えたりすることによって価格を抑えようとするところもあります。
質の低いものはそれだけ早期で不具合が生じる可能性が高く、長い目で見ると住宅にかかる費用が高くついてしまうことになりかねません。
そして何よりもお客様ご自身が望んでいる材料が使われていないというのは大変腹立たしいことですよね。
こういったトラブルを避けるためには、その業者の評価のほかどのような姿勢で家づくりに向き合っているのかということを見極めていき、安いながらも優良な業者と契約を結ぶことが大切になります。
◎最後に
今回は注文住宅の建築料金を安くする工夫について、なるべく単純な形の家づくりを心がけるということと、複数の業者で費用を比較するという二点でご紹介いたしました。