「注文住宅にしようと考えているのだけれども、外観はどうしよう。
おすすめのデザインや素材には何があるの?」このような疑問をお持ちになられている方もいらっしゃるかもしれません。
外観は周囲から見えるいわばその家を象徴するものですので、景観と個性とのバランスをうまく釣り合わせたいですよね。
今回は、外観を決めるにあたっての参考として、どのようなデザインがあるのかということをご紹介いたします。
◎よく用いられている外観のデザインの事例
○洋風
レンガ造りや白い壁や壁から張り出すように取り付けられている窓など、外国で良く用いられている様式をそのまま取り入れた洋風の家は、その国の伝統的な外観を楽しむことができます。
そのスタイルをシャープにすることによってよりすっきりとした印象を持たせた洋風モダンというタイプも人気です。
○シンプル
簡単に家の絵を描くと屋根と壁だけになっていることがありますよね。
これに近い様式が実際の家に取り入れられていることがあります。
壁は一色で模様がなく、窓などの壁に取り付けられているものも極力排除しているために落ち着いた雰囲気となり、風景にもなじみやすいのが特徴です。
また、出っ張りが少ないことから掃除を行いやすいという一面もあります。
現代版になると地面と平行な陸屋根や片側に傾斜した片流れ屋根が採用されているのもこのタイプの家の特性でしょう。
○和風
木造住宅というと日本家屋を思いつくという方も多いのではないでしょうか。
木材をはじめとして、日本で古くから用いられてきた素材を利用してつくられる外観をもつ住宅を和風建築と分類します。
多くは瓦が乗っている切妻屋根であり、重厚感があるのが特徴です。
開口部が大きく、縁側も採用することで自然の恵みを家の内部へと取り入れる構造になっています。
また、格子は空気の中や外部からの視線をうまく制御するのに役立つでしょう。
そして、和風型に分類される住宅には他にも和モダンという形式もあります。
形自体は四角形を組み合わせた鋭さがあるために一見すると洋風の家である気もするのですが、木をふんだんに利用していたり縁側を取り入れたりといった和風建築の技術も随所に見られるのが特徴です。
◎最後に
今回は、外観にはどのようなデザインがあるのかという事例をご紹介いたしました。
注文住宅における外観を考える上での参考にしていただけますと幸いです。
長く周囲に見せる部分ですので、じっくりと考えて決めていきましょう。