長年の使用でフローリングが傷んできていませんか?
フローリングの張り替えは15~20年程度が一般的な目安です。また大きな傷の目立ちや歩くと床がきしむ場合も張り替え時期のサインといえるでしょう。
フローリングの張り替えリフォームには張り替え工法と重ね貼り工法の二種類があります。
今回はこの二種類のフローリングの張り替えの特徴と注意点についてご紹介します。
◆張り替え工法
その名前の通りフローリングの床を剝がして新しいフローリングに張り替える工法を指します。
高額ですが、一度床を全て剝がすことで下地の状態が確認でき、シロアリの被害や腐食状況がわかったり、床材の種類を変えられるメリットがあります。
また、床材を張り替えるので施工後に段差が生まれません。築10年以上たっており、フローリングの劣化が目立つ住宅は下地のチャックも兼ねて張り替え工法をおすすめします。
費用の相場は
リビング(8帖) 10万円〜20万円
キッチン(4帖) 7万円〜14万円
トイレ(1帖) 3万円〜6万円
となっています。参考にしてください。
◆重ね貼り工法
現在の床の上に新しいフローリングを重ねる工法を指します。張り替え工法に比べて床全面を剝がす手間がないので費用も安く、施工期間も短く済みます。早ければ一部屋を一日かからず施工が完了します。
フローリングの傷や汚れが気になる方には重ね貼り工法がおすすめです。
古い床と新しい床の二重構造になりますので床が丈夫です。しかし、この工法の場合、床の高さがあがり、下材が確認できないというデメリットがあります。
築10年以上の住宅や床のきしみが気になる場合は下地を確認やフローリングの張り替えの方が適しています。下地の腐食が心配な方はリフォーム会社に床下点検を依頼してみてください。
費用の相場
リビング(8帖) 8万円〜18万円
キッチン(4帖) 5万円〜10万円
トイレ(1帖) 2万円〜5万円
となっています。参考にしてください。
◆全体の注意点
リフォーム会社に依頼する際は必ず複数の業者に見積もりを依頼し、契約内容な詳細に書面に残すようにしてください。
価格やリフォーム内容に納得のいかない場合は質問し、対応が不十分であれば業者の変更をご検討ください。
フローリングの張り替えリフォームには張り替え工法と重ね貼り工法の二種類があります。
それぞれの特徴がありますのでリフォーム理由を明確にした上で、どちらの工法が適しているかご検討ください。
またリフォームの価格やその後の処理方法は業者により異なります。複数の業者に見積もりを依頼し、納得のいくリフォームにしていただければと思います。