リフォームしたい場所を調査すると、必ずといって良いほど台所や浴室、洗面所など水回りが上位になります。
水回りは他の箇所に比べて使用頻度が高く、その分劣化が進みやすい点が理由の一つでしょう。また使い易さが重要で、子供が成長したり親が高齢になったりとライフスタイルの変化に応じて最適な環境にしたいと考えるものです。
そこで水回りリフォームの方法として、どのようなニーズが多いのか見ていきましょう。
水回りのリフォームを考えるきっかけとして、スペースが狭くなったとか、カビなどにより汚れが酷くなったとか、隙間風で寒いなどがあります。
こうした各戸ごとの理由が、リフォームの方法を選択するときに重要になります。したがって、現在どのような事情があるのか問題点を明確にし、それを施工業者に率直に伝えることから始めましょう。
水回りでリフォームの注文が多い箇所は主にキッチン、トイレ、風呂、洗面台です。それぞれにリフォームのやり方があり、キッチンであれば配置から全て変えることもあれば、単にキッチンだけを新しくするやり方もあります。
風呂であれば2点または3点ユニットバスにするのかセパレートタイプにするのかで違います。トイレや洗面台は設備だけを新しくする場合と空間の内装を一新する方法も考えられます。どれを選ぶかは、ライフスタイルに加えて予算が重要な要素になります。
リフォーム箇所が増えれば増えるだけ当然予算が掛かりますが、ここで少し考えて欲しいのは、本当に依頼を決めた箇所だけで良いのかということです。依頼箇所だけが新しくなると部屋全体の外観や利便性に差が出てバランスが悪くなります。
そこで後日異なる箇所のリフォームを再び依頼すれば、かえって費用がかさむ場合があります。その対策としては、リフォームが必要になりそうな箇所を予想し、まとめて依頼するのがおすすめです。
デザインについてみると、キッチンはリビングとダイニングが独立した型や同一空間にある型、その両方を兼ね備えた型があり、しかもシンクとコンロの配置によってI型やL型などがあります。加えて部屋のどこにキッチンを配置するか、向きなども重要な点です。
トイレはタンクの有無やウォシュレットの有無が重要ですし、洗面台は自由度が高いオーダータイプがあるので相談すると良いでしょう。
建物の構造や築年数等から制限はありますがリフォームは、予算さえ合えば自由にデザインを楽しめます。
工期は短いものでは1日で終わる工事もありますし、数週間必要な工事もあるので家庭の事情など計画は欠かせません。
また補助金や優遇制度がある場合は、積極的に利用しましょう。