トイレなどの水回りリフォーム、長く使用していると必要な時期がやってきますよね。
見積もりを出して、予算と照らし合わせてからリフォームに踏み切っても、「予想していたよりお金が掛かってしまった」という結果に終わることもしばしばあるのが水回り。
今回は、そんな予想外の予算オーバーになってしまう意外な理由を御紹介します。
□ トイレの交換=床の補修が必要に?!
トイレの付け替えなどのリフォームでは、元々使用していたトイレのサイズと新しく付け替えるトイレのサイズは異なるほうが一般的です。
「だからって何か問題があるの?」
事前にトイレを選ぶ段階では中々気が付きにくいのですが、トイレの大きさが異なるいうことは多くの場合、元々トイレが設置してあった箇所と新しいものが設置される箇所にズレが生じます。
このズレは、体感で場所が違うことが気になるというレベルの問題では無く、トイレと接している床の補修工事が必要になることを表しています。
「床が多少はがれていても気にならない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、せっかくリフォームをしたのに見た目に満足できないというのは多くの方が避けたい事態です。
ですから、トイレのサイズや設置位置がぴったり同じになる場合でなければ、追加で補修工事が必要になる可能性も考えて予算を組みましょう。
□ 使用できない期間のこと
トイレの付け替え工事では、一日で終わる場合ももちろんありますが、規模によっては数日間かかるというケースもあります。
そうなった時、近所にすぐに使用できる施設等が無ければ必要になるのが仮設トイレです。
家の中の他の箇所にトイレがあって、それを業者に使用されても構わないという方であれば問題ありません。しかしそれには抵抗があるという方もいらっしゃるでしょう。
レンタル品が一般的ですが、その費用は施主である皆さんが負担することが多いので、仮設トイレの必要不要を事前に確認した上で予算を建てましょう。
□ トイレ・浴室・洗面所、個別にリフォーム
最後に、こちらは水回りのリフォームに関して一か所ではなく長期的に見て全ての箇所をリフォームしたいと考えている方への注意点です。
リフォームは、規模の小さいものでも個別で行う分、割高になりやすい傾向があります。
このため、同じ水回りの工事を行うのであればまとめて一緒のタイミングでリフォームした方が最終的にかかる費用が安いという場合が多いのです。
必要な分だけを必要な時にリフォームしよう、と考えている方も、個別でそれぞれ行う場合とまとめて行う場合の見積もりを検討してみましょう。
□ まとめ
いかがでしたか?
上記の3点のように、カタログに載っている製品の値段以外の面で費用が必要になってくるケースはリフォームでは多々あります。
予算オーバーで後々に困らないためにも、起こり得る事態を出来る限り事前に想定して業者に確認しておくようにしましょう。