建築コラム

水回りリフォームを失敗させないために~その1~

家は住まないで使っていないと、どんどん劣化し悪くなっていきます。しかし、使っていても使った分、何かしらの不具合が出てきたり、もろくなったりしてきますので必ずメンテナンスは必要です。特に水回りは毎日使う部分であると同時に、湿気も多く悪くなりやすい部分です。いくら毎日きれいに掃除していても、見えない部分で必ず劣化していますので見た目だけで判断してはいけない部分です。

 

水回りといってもキッチン、洗面所、お風呂などがありそれぞれリフォームするときに気を付けなければいけないポイントが異なります。ただ、共通しているものとしては配管はどの水周りでも必ずあります。最近は耐久性も良くなった材質での配管が施されており昔ほどは劣化しなくなっているとはいえ、見えない部分であり、もし水漏れが一度起きてしまうと、周囲の大事な柱などがあれば家全体としてかなりのダメージを受けてしまいます。これを防ぐためにはやはりリフォームの際に見えない部分も必ずチェックして、劣化が進みかけている部分は取り替えてしまった方が安心です。

 

水回りのリフォームにはある程度、年月が経過したら検討したほうが良いともされています。おおよそ、そのサイクルの目安としては15~20年が目安となります。15~20年というとおおよそ一世代分と考えることができるでしょう。小さかった子供が大きくなって成人したり、親も年を取って若いころのようには無理がきかなくなったと感じ始めるころです。この時期にリフォームを行うことで、家族構成の変化に対応させたり、新しい設備なども取りいれることでより快適な生活を手に入れることができるでしょう。

 

重要なことはリフォームの最適な時期を逃してはいけないということです。人生には節目となる時期があります。子育て中の夫婦にとっては、子供の独立、子供のいないご夫婦であれば定年退職などがその節目に当たるでしょう。このように時期はリフォームの最適な時期といえます。

 

生活リズムが大幅に変わること、また年を取ってくると病気やケガが多くなってきます。とくに水周りのうちでもお風呂は事故も多く、高齢者になればなるほどその危険も高くなってきます。将来的にはさらに体の自由が利きにくくなることも予想されますので、お風呂や廊下などに手すりを付けるなどで予期せぬ事故などを防ぐこともできます。大事なことは、けがなどをする前に時期を逃さずしっかりとししたリフォームを行うことで、長く健康な生活を手に入れることがリフォームの一つの目的であるということです。

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