太陽光発電を導入するメリットはなんでしょうか。
一番大きいメリットは、災害時でも電力を賄えるという点に尽きます。
現代の生活には電力が不可欠です。
食事の準備はカセットコンロを使えば良いかもしれませんが、冷蔵庫、洗濯機、携帯電話の充電、そして災害情報を手に入れるためのテレビの視聴は、電気なしでは行えません。
このような場合でも、ソーラーパネルを設置し、できれば家庭用蓄電池も備えておくことで、災害時に電力が途絶えた場合でも安心した生活を行うことができます。
では、一般的なメリットとしてどのようなことが考えられるでしょうか。
それは、自宅で太陽光発電を行うことによって、電気代の節約を行えることです。
通常の家庭であれば、自宅で使う分の電力を充分に賄えるだけのソーラーパネルを設置することが可能です。
エコに貢献しているという意識も出てくることでしょう。
それどころか、余った電力は「売電」という形で電力会社に売ることも可能です。
自宅が簡易的な発電所になったイメージでしょうか。
当然、売電した電力はその電力量に応じて支払われます。
実際は、天候が悪い日に電力会社から購入した電力と相殺(そうさい)することになるので必ずしもプラスになるとは限りませんが、それでも確実に電気代を安くすることが可能です。
ソーラーパネルの面積、設置場所に置ける光量、設置方向や電力会社の買取金額など、様々な要件が絡むので、どの程度電気料金が安くなるのか、また初期費用やそれを回収するまでの期間については一概には言えません。
しかし、一般的にソーラーパネルを設置することによる利回りは、一般的には5%と言われています。
つまり、ソーラーパネルを設置するための資金や、電力不足時の購入電力を考えたとしても、太陽光発電を取り入れることによって生まれる余裕資金は年5%の投資に相当するということです。
このように、太陽光発電を導入する魅力というのは様々ですし、ここに書いただけのメリット以上に得られるものがあります。
ただし、ソーラーパネルを設置するためには、建物そのものの強度計算や、先ほども触れた先行投資額と回収見込み率など、専門家に相談すべき内容はたくさんあります。
もちろん、太陽光発電を設置できるのは新築物件だけには限りません。
既存の家屋等にも設置することが可能です。
太陽光発電の魅力を感じた方は、ぜひ専門知識の豊富な工務店などに相談することをお勧めします。
建築コラム