引越しの際に気をつけておきたいことといえば、何と言っても近隣への配慮です。
これから新しい土地で生活をしていくことになるわけですが、そうすると少なからず生活環境というものが変わってくることがあります。
これは、自分たちだけではありません。
新しい人たちが引越してきて生活を始めることで、周りに住んでいる人たちの生活環境にも変化が出ます。
ですから、迷惑をかけないように生活していくことが大切と言えます。
なお、新築で家を建てる場合には、業者が出入りをして建築作業を行いますから、引越しをして住み始める前から、すでに生活している人たちは生活環境に変化が出ることになります。
つまり、住み始める前から迷惑をかけてしまっているわけです。
こういったこともありますから、新しい地域へ引越しをする際には、挨拶まわりといったものをしっかりと行っておくことが大切と言えます。
家を建てる前には、ある程度日数に余裕を持って、事前にご挨拶に伺うといった立ち回り方をすることが大切です。
何の知らせもなく、いきなり工事が開始されては驚かせてしまうことになります。
なお、工事が終わって家を完成して、引越しをする時にも挨拶まわりというのが必要になってくるものですが、この時も日数に余裕を持って行動したいものです。
タイミング良く会えないにしても、引越してから何十日も経ってから挨拶に行くのは非常識ですから、なるべく早めに行くことが大切です。
ちなみに、挨拶まわりに行く時には、手土産を持っていくのが常識です。
迷惑をかけてしまうことを申し訳なく思う気持ちを伝えながら挨拶まわりをするのはもちろんですが、手ぶらでは気持ちの伝わり方が不十分になってしまうものです。
ですから、必ず手土産を持っていきますが、高価な物を持っていく必要はありません。
ただし、あまり安すぎると逆に印象が悪くなりますから、金額設定は注意が必要です。
一般的に500円から1000円ぐらいが、引越しの際の手土産では、適切な金額と言われています。
一戸建ての場合ですと挨拶まわりをする範囲が結構広く、まわる家が多くなりますから、結構な出費になることもありますが、人間関係というのは出だしが肝心です。
ですから、ここはケチらず失礼のない形で手土産を渡すことが大切です。
ちなみに、手土産の内容ですが、生活の中で必ず使う日用品や日持ちするお菓子などを持っていくと良いものです。
こういった物を選べば、きちんと考えて選んだことが伝わって好印象になるものです。
建築コラム