住まいのトラブルでよくあるものといえば、騒音トラブルです。
マンションの場合には、階上からの音漏れに悩まされることがあったり、隣の部屋の住人の音が気になることもあるものです。
また、自分たちが出してしまう階下への音漏れが気になるというパターンもあるなど、迷惑をかけられることもあれば、かけてしまうこともあり、さまざまなパターンが存在する神経を使う問題です。
そこで対処したいのが、防音対策ですが、防音対策というのは本格的な工事をする他、個人の力でも簡単に行うことができる方法もありますので、覚えておくと良いでしょう。
まずは、専門業者に依頼をして、二重窓を設置するという方法です。
窓の防音対策と聞くと、割れたりヒビが入っているわけではない窓をわざわざ交換しなければならないのかと思う方もいるかもしれませんが、今付いている既存の窓の内側にもう1枚窓を取り付けて二重にするといった方法もあります。
なお、厚みに違いがあるなど、内窓には種類がありますので、よく考えて選ぶようにすると良いものです。
取り付け自体は結構早く終るもので、60分ぐらいあれば付けてもらえるものですので、工事が開始されればあっという間です。
ちなみに、二重窓にすることで、防音効果を高めることができるだけでなく、断熱効果を高めることもできます。
ですから、結露の抑制などの効果も発揮してくれて、生活の快適さが総合的に増すという良さもあります。
窓はいじりたくないという人は、その他の方法で窓の部分に防音対策を施すことも可能です。
それが防音カーテンです。
厚手の生地でできており、防音効果があるカーテンというのがありますので、これを取り付けるわけです。
完全に音が消えるわけではありませんが、いくらか軽減はされるものですので、ないよりはマシと考えて取り付けてみるのも良いでしょう。
カラーバリエーションは豊富にありますから、オシャレをメインとして、ついでに防音対策も行うといった感じで取り入れるのも良いものです。
その他、壁への防音対策としては、防音壁を取り付けるという手があります。
防音壁というと、本格的な響きがするかもしれませんが、釘を使うことなく、貼れるようになっているタイプの物がありますので、これを使えば賃貸生活などでも貼りやすくて助かるものです。
なお、こちらもデザインが色々とありますから、部屋の雰囲気づくりを行いながら防音対策もできて一石二鳥です。
建築コラム