これからマイホームを建てる予定の方の中には、早く自分たちだけの住まいを手に入れたくて、ついつい焦りがちになっているという方もあるかもしれません。
しかし、限られた空間の中でいかに家族のメンバーが快適に、楽しく仲良く暮らしていけるかは、間取り次第だと言っても過言ではありません。
そこで、ここでは水回りを中心に間取りについてのチェックポイントをみていきたいと思います。
まずは浴室・トイレとの関係は考慮されていますか?
家族構成やライフスタイルなどによっても違ってくるので一概には言えませんが、子供がいたり親の介護をしながら同居していたりというような場合には、家族の人数が多くなるために、誰かがお風呂に入っている間にトイレを使えないというような事は避けなければなりません。
ユニットバスタイプがお値段的に安いと言う事は否めませんが、やはりトイレと浴室は分けること、そして位置関係なども考えながら生活しやすいように作ることが大切です。
次に、トイレは家族全員が使いやすい場所に配置されていますか?
足の不自由なおばあさんが生活しやすいように、1階におばあさんのお部屋を作ってあげたとしても、トイレが2階にあるようなお家になると、毎日何度も階段の上り下りをさせてしまう事になるために、生活の便利さという点で言うと失格のお家となってしまいます。
また洗濯スペースを設ける場合は、洗濯物のアクセスは考えられていますか?
例えば育ち盛りの子供たちがいるようなご家庭の場合には、お風呂場に洗濯機を置くというようにすれば、入浴時に脱いだものを置きやすくなるので、お母さんがいちいち洗濯の際に洗濯物を集めて回ると言うような手間を省く事にもつながります。
家事をする時の手間を出来るだけなくすというのも、主婦にとって住みやすいお家作りのポイントとなります。
さて最後のチェックポイントですが、冬季には他室との温度差をなくすよう工夫はされていますか?
どうしてもすきま風などが入る事もあるので、浴室にはあえて大きな窓はつけないという対策をとる事も出来ます。
また最近は、換気や乾燥などの機能のついた換気扇も普及しているため、あえて窓の無いお風呂場を作るという事で、寒さ知らずの浴室を手に入れることにも繋がります。
梅雨時など洗濯物が乾きづらい時期にも、乾燥機能を使えばストレスをためることなく、毎日のように洗濯をする事が出来るために、お母さんにも大助かりです。
以上4つが、水回りにおける間取り計画のチェックポイントです。
是非、参考にしてみてください!
建築コラム