主婦にとって一日の大半を過ごすキッチンは、家の中で大変重要な位置を占めているのです。
特に家族が集う場所でもあるキッチンは家の中心でもあるわけです。
ですから、キッチン選びは、よく考え慎重に選んでいきたいものです。
家族の毎日の食事作りをするのは、大変な事ですが、より機能的に動き易い設計をしていきたいものです。
システムキッチンを選ぶ時、間取りや広さを考慮しなければならないのですが、何といっても収納が多い程使い勝手が良いものです。
キッチン用品は毎日使う物だけではありません。
何ヶ月に一回か、或いは一年に一回程度しか使用しない物もあるのです。
また、昨近の災害に鑑みて、備蓄しておかなければならない物もあります。
こうした、多くの物の収納をすることができる事は、見た目にもスッキリとしたシンプルな生活に繋がります。
その、収納不足を解消するポイントは、実は「吊戸棚」なんです。
特に最近の「吊戸棚」は機能が充実していて、引っ張れば、棚が下がる仕組みになっていて、高い棚の物を取るために、いちいち踏み台を利用しなくても、簡単に物を取り出す事ができるのです。
こうした機能の他に、水洗蛇口の機能も、タッチセンサー式の物も有り、水の無駄を省く事ができますし、片手で作業する事も可能です。
その他、キッチンの下の収納も観音扉から、引き出し式の物が一般的になり、広い引き出しには、大きな鍋なども収納できるため、腰をかがめて取り出さなくても、引き出しを引けば一目瞭然に物が選べるのです。
また、ガスレンジや、オール電化のレンジなども、吹きこぼれ等や、油汚れなどのお掃除のしやすさは、以前と比べ物にならないくらい、簡単に汚れが落ちやすくなっています。
段差の無い、吹きこぼれの受け皿のないフラットなタイプになっていて、ガラスコーティング加工が施されているので、雑巾などでひと拭きすれば、汚れは残さずに綺麗に落とせます。
シンクなどの上部の材質もホーロー製品の他、大理石や人造大理石などの種類や色も豊富ですが、リフォームでキッチンを解体してみると、引き出しの奥や裏が黒くなっている場合があるので、カビやニオイ、サビなどに強いステンレスがおススメです。
また、価格の面でもステンレスは、さほど高価な物でもありませんから、丈夫な割にお得です。
キッチンは、日進月歩で機能が充実し、進んでいます。
自分の目で確かめて、高さや寸法、手触りや、動線、家の広さとの関係など、使う人に一番合ったシステムキッチンを選ぶことが肝要です。
建築コラム