浴室乾燥機の魅力は、何といっても雨の日や花粉症対策で部屋干しした時に、洗濯ものが早く乾いてくれることです。
梅雨時期など雨の日が重なると洗濯物がなかなか乾かず、室内が部屋干しの洗濯ものだらけになってしまうことがあります。
室内にも湿気が多く、最悪の場合一日だけでは乾かないことも。
また、部屋干しすることによって、室内の湿度も上がってしまい、湿気が多い時などはますます湿度を上げてしまうことになります。
そんなとき浴室乾燥機があれば、洗濯を毎日するご家庭でも、洗濯ものがなかなか乾かずに翌日まで持ち越すことなく、毎日カラッと乾かすことができます。
急ぎの洗濯物があるときや、毎日洗濯しないと洗濯物の量があふれて大変なことになるご家庭、今日洗ってまた明日使いたい洗濯物があるときなど、本当に重宝します。
また、浴室乾燥機を使うと浴室の湿度も下がるため、梅雨時期などの浴室のカビ防止にもなります。
使用する時のポイントは、洗濯直後から使用しないということです。
洗濯乾燥機と違って、浴室の空気を乾燥させて温風を当てて乾かすものですから、部屋干ししてある程度湿り気のある状態になるまで乾かした上で使用するのが、乾燥時間を短縮し、確実に乾燥させるポイントです。
乾かし方にもポイントがあります。
厚手のものや乾かしにくい洗濯物を、できるだけ温風の吹き出し口の近くに干して、薄手のもの、乾きやすいものなどを温風から離れた端の方に干すと、洗濯ものをまんべんなく乾燥させることができます。
オール電化住宅などで夜間の電気使用料が安いご家庭などは、昼間は部屋干しして、電気料金の安い時間帯に集中して使用すれば、気になる電気代も抑えることができます。
夜間にタイマーを使って使用すれば翌朝にはカラッと乾いて、雨が降っていても前日の洗濯物が乾いていない、と気にすることなく、心置きなく洗濯することができます。
浴室は水回りの最たるところであり、カビが発生しやすい場所でもあります。
カビは空気中に浮遊するため、浴室にカビが生えた状態で浴室乾燥機をしようすると、カビの胞子が入ってしまって乾燥機能が低下したり、洗濯ものに臭いが付着してしまったりします。
浴室のカビ対策をしっかり行い、部屋干しでも気持ち良く乾燥できる浴室乾燥機を大いに活用してみてはいかがでしょうか。
フィルターのお手入れなどメンテナンスもしっかり行って、せっかくの洗濯ものに臭いや菌がつかないようにすることも大切です。
建築コラム