新築で一軒家を建てようと考えた場合、大きく分けると、
建売住宅と注文住宅の2つのパターンがあります。
土地と住宅をセットで販売している建売住宅の場合、すでに住宅の間取りや設備などはあらかじめ決まっています。
イメージがつきやすく分かりやすい反面、自由度は少ないです。
一方、注文住宅は、あらゆる要望に応えられる自由度の高さが魅力です。
建築士やハウスメーカーに依頼し一から設計していくことができるので、その土地にあった家を建てることができますし、音楽や車・ウィンドサーフィンなど自分の趣味に合った家作りができます。
趣味を家に取り入れやすく、いつでも眺めることができるような家にすることができるのです。
また、住宅の間取りや設備だけでなく、家を建てるための建築資材をある程度自由に選ぶことができます。
地元の木を使ってこだわりの家を建てたいという場合や、子供のアレルギーが気になるのでできるだけ自然素材にこだわった安心安全な家を建てたいという場合、予算内に納めることができればいくらでも希望をかなえることができます。
最近は、建売住宅も消費者ニーズを分析することで、多くの人に好まれる間取りや設備や仕様にこだわった家作りがなされています。
とはいえ、それがすべて自分たちの家族に合うものとは限りません。
それに、コスト面で注文住宅よりも費用を抑えられるのが建売住宅の魅力なのですが、一部でも自分たちの希望に合わせるために変更箇所を加えるとなると費用がかなりかかってしまう可能性も高いのです。
建売住宅の中には、売りに出した時点ですでに家が完成してしまっているものもあります。
住んでみたときのイメージがしやすいというのはメリットですが、建物の構造などは見ることができず自然災害が起きた場合に対する不安もあります。
注文住宅や完成前の建売住宅なら工事中の現場へと足を運んで、現場管理者にいろいろ質問することができるというメリットもあります。
地震などに対する対策が取られているか、どのような構造になっているかなど実際に現場管理者から話しを聞き、見ることができるのは安心です。
注文住宅のメリットは自由度の高さだけではありません。
自分たちで材料から一つ一つ選び、作り上げていく様子を見ることで、安全性の高さもメリットなのです。
建売住宅に比べて家が完成するまで時間がかかります。
手間もかかります。
ですが、建売住宅にはないメリットが多くあり、注文住宅で建てようという人たちは多くいらっしゃいます。
建築コラム