建築コラム

家づくりのお金の基本

子どもも大きくなり、物も増えてきて、現在住んでいる賃貸マンションが手狭になったと感じてはいませんか。

順調に頭金の目処もたち、そろそろ広い戸建てを実現させようと思っている方は、家造りにはどのようなお金がかかるのかをしっかりと把握しておきましょう。

しっかりとした資金計画を立ててることは夢のマイホームを実現するためのファーストステップです。

さて、戸建て住宅を建築する場合は、土地代と建物本体の代金に大きく分けることができます。

また建物本体にかかる「本体工事費」のほか「付帯工事費」「諸費用」で構成されることになります。
これらを全部含めて総建築費用が算出されます。

例えば土地代が2000万円で建物本体が2000万円の場合、総額は4000万円になるという単純計算ではなく、そこにいくらかの追加費用が必要となるのです。

付帯工事費や諸費用分については、総予算のおよそ1割程度を準備しておくのが賢明と言われますので、このケースですと400万円ほどの余裕を見ておくと良いでしょう。

もちろん、引越し代金や新しく購入する家電製品などの価格はこれには含まれません。
その点も忘れないようにしてください。

おおよその予算が決まりましたら、続いてローンの申し込みを行います。

一括で支払える余裕のある人は除いて、多くの人が長い期間のローンを組んで住宅を購入することになります。

住宅ローンは金融機関も商品もさまざま。
特に金利タイプの選択により、総返済額とリスクが変わるのでよく検討しなければなりません。

わずか0.1%程度の金利の差でも、30年以上の返済期間になると思わぬ差が生まれます。

また目先の金利の安さだけではなく、怪我や病気で働けなくなった場合に返済が免除される保険付きかどうか、変動金利か固定金利かどうか、繰り上げ返済時に手数料が必要かどうかなど、それぞれの金融機関の住宅ローンをよく比較検討して、もっとも良い条件のものを選ぶのが大切です。

また、総建築費の全額を借り入れるのではなく、最低でも2割程度の頭金を用意してローン自体の借入額を抑えるなど、返済によって生活が圧迫されることのないようにすることも大切です。

住宅購入は、人生で最も大きな買い物であると同時に、大切な家族との思い出となる新しい生活の場を手に入れることにもなります。

最初に予算をきちんと把握し、無理のない資金計画を行うことで、その後の生活がより充実したものとなるでしょう。

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