マイホームを建てる際に、最初に選ぶ必要があるのは土地です。
建物の設計に先決して、建てる土地が決まっていないと計画を進めることはできませんので、まずは土地を探し、住む土地を決定するということを行いましょう。
土地を探し、選ぶにあたってのポイントというのはいくつかありますが、家族と住んでいる場合は、家族全員が最も優先することを知るためにも、家族全員で話し合い、条件を書き出してみましょう。そして書き出した条件に優先順位をつけ、どういった土地を探すのかを明確にしましょう。
条件やこだわりを決めずに広範囲に設定すると、気に入る土地や好みの土地に巡り合えるチャンスは増えますが、家族にとって住みやすい土地ではない場合がありますし、現状と将来の生活スタイルの変化などに対応できる立地でない場合もあります。
特に、交通の便が発達していないような場所ですと、毎日の会社への通勤や学校への通学が非常に不便ですし、こうなってしまうと、仕事や学業へ支障がでる可能性が高まり、お弁当を作る母親の生活リズムも左右されてしまいます。
また、自転車や、車で遠い駅まで通わないといけなくなってしまうと、車や自転車が故障した場合に通う手段がなくなってしまいます。
さらに、将来的に子どもに継がずに住宅を売却するというケースもありますが、交通の便が悪い土地は価値も低く評価されてしまいがちです。
立地に関する条件をクリアした場合には、周りの家との距離や敷地の形状、日当たりの角度などに着目すると良いでしょう。
隣家との距離が近い建物では音に関する問題や、視線などのプライバシーに関する問題が発生しますし、お互いのストレスになることもあり、トラブルになる可能性が高まります。
敷地の形状は角地における間口の狭さや、イメージしていた建物が建てられないなどのデメリットが生じる可能性もあるため、建築会社との打ち合わせが不可欠です。
また近隣の雰囲気が、ご自身の家族の生活に相応しいものかどうかについても確認しておきたいものです。
住む土地と自分達が求めている条件とが合わなかった場合は、上記のような問題が住んでいる間中、常に続くことになります。
ですので、生活していく中でこのような不便な思いをしないためにも、土地選びをする際には家族と話し合って条件を明確にし、将来的なことも視野に入れた上で慎重に選ぶようにしましょう。
そして、条件の揃った素敵な土地を手に入れた際には、ぜひ注文住宅をご検討ください。
建築コラム