建築コラム

土地を選ぶポイント~part1~

土地を選ぶ際に、注意したいポイントとして挙げられるのが、地震と関係するものです。

日本は元々地震大国と呼ばれているのは有名ですが、最近では特に地震が多く、近い将来には大きな地震が非常に高い確率で起こると予想されていますので、土地選びの際には最も注意したいポイントです。

ですから建物自体の耐久性を高めたり、地震に対する備えをしておくのは必要最低限のことですが、その土台となる土地選びというのはその効果をより高くするためにも気をつけることが必要です。

そこで、まず土地選びを行う際に具体的に行うこととして挙げられるのが、活断層があるかないかです。
その土地自体に活断層が密集していたり、その活動確率や頻度が高くなっていると、それだけ地震に巻き込まれる確率も高くなると言えます。
ただしここで気をつけたいのは、活断層は未だ明らかになっていないものもあると言うこと、またそれがなかったからと言って地震が発生しないということではないと言うことです。
あくまでも、わかっている範囲内でのリスクの1つを減らすと言う意味合いで土地選びに活かすことが重要です。

このことから、土地選びの際には活断層があるかないかを確認した上で、避けることが重要です。

そして次に挙げられるのが液状化です。
水分が豊富に含まれている土地の場合、地震による揺れによってその水分が滲み出し、土地が液体のような状態になることがありますが、このような状態のことを液状化と呼びます。

もしこの液状化が発生すると、建物が無事であった場合でも建物が傾いたり、地盤に沈下していくといった被害が出る恐れもあります。

この液状化を避けるためには、水分が集まりにくい、そして水分が含まれていない、もしくは、含みにくい土地を選ぶことが大切です。
またこのような水分を多く含む土地は、土地自体が柔らかくて不安定ですから、揺れが建物に対して伝わりやすいと言うこともできます。

ですから液状化が発生しやすいような、水分を多く含む土地も避けた方が安心でしょう。

これらのことから、土地選びのポイントとして活断層がある地域や土地、液状化が起こりやすい水分を多く含んだ土地は避けるようにするのが懸命でしょう。

建物の耐震性や耐久性にこだわることも非常に重要なポイントではありますが、その建物を支える基盤が土地です。土地によって地震の被害が大きく変わってくると言っても過言ではありませんので、土地選びには注意しましょう。

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