住まいの環境を快適なものにするためには、寝室やリビングの内装に気をつかったり、キッチンや浴室などの水まわりに気をつかうことも大切ですが、同じ水まわりであるトイレの工夫というのも大切なことだと言えます。
トイレというのは10年ぐらい使うと色々と問題が出てきたりもしますから、リフォームを考える人もいるでしょうが、そういった時に、最新のモデルにするなど、機能が充実しているタイプにチェンジするというのも一つの方法と言えます。
例えば、トイレのタイプの1つに、タンクレストイレというものがあります。
これは、通常のトイレで便器の上の所に付いているタンクがないため、非常にスッキリとした印象を出すことができるのです。
また、実際にサイズが小さくなっているため、見た目だけでなく、スペース的にもスッキリさせることができ、トイレの室内空間に余裕が出せるのが魅力です。
これにより、圧迫感がないだけでなく、掃除がしやすくなるというメリットもあります。
なお、タンクレストイレの場合、タンクがないため、手洗いを別に設けなければならないことがメリットであると言われますが、そもそもタンクの水で手を洗うことがないという人もいるでしょうから、人によってはデメリットに感じないものです。
ちなみに、タンクレストイレは、スペースに余裕が出せるだけでなく、他にもメリットがあります。
それが便利な機能です。
タンクレストイレは昔のトイレとは違って、便利な機能がついていることがあるのです。
その一つが、全自動おそうじ機能です。
これは、水の中に気泡を含ませる機能がついている他、水の流れにも工夫を凝らしており、スパイラル水流というものを採用しています。
こういった優れた特長のおかげで、ブラシを使った掃除が、およそ3ヶ月も不要になるのです。
もちろん、使う家庭によっては掃除が不要になる期間に差が出てくるものですが、それでも便利なことには変わりありません。
また、節約の効果があるのも魅力で、水道代を1年間でおよそ12000円も節約することができると言われています。
トイレというのは、家族全員が毎日使う場所ですから、使いやすい快適な空間にしておきたいものです。
そして、全自動おそうじ機能で掃除の負担を軽減できれば、その分家事が楽になりますから、主婦(主夫)の人にとっては、とてもありがたいと言えるでしょう。
ちなみに、壁紙やクッションフロアも傷んでいたら、一緒にリフォームすると、総合的にきれいになって気持ちが良いものです。
建築コラム